8月 アートリップ&薬剤師さんと勉強会

7月はコロナ第7波の高まりでやむなくお休みでしたが、すこ~し治まってきたことから、無事開催となりました。

本人グループはアートリップを体験しました。

アートリップとは、認知症の本人や介護者が、グループでアートを鑑賞し、感じたこと、思ったことを自由に発言していく「対話型美術鑑賞プログラム」です。

このプログラムを実施している一般社団法人「アーツアライブ」が二人のコンダクターを派遣してくださいました。

今回は3枚の絵画をプロジェクターで投影しました。コンダクターは、「これは何をしているところ?」「この絵の場所はどこでしょう?」など、多様な質問を投げかけ、それに対して本人たちが、自分が感じたこと、考えたことを答えていきました。

その答えを聞いていると、色から題材の不穏な雰囲気を感じ取ったり、細かい描写から状況を読みとったり、感覚も記憶も大いに刺激されたみたい!

一同、こんなに絵を深堀して見たのは初めてで、ちょっと難しかったメンバーもいました。でも最後までお付合いしていただきました。

家族懇談では、麻生区の「たま調剤薬局千代ヶ丘店」の薬剤師さんにお越しいただき、薬についてのお話をうかがったり、持参していただいた電子機器を使ってストレス度チェックや血管年齢チェックを体験しました。

スマホアプリのお薬手帳が便利であるとか、複数の病院にかかっていても、お薬手帳は1冊にまとめれば医療間の情報共有がスムーズとか、家族が薬局をLINE登録し処方予約すれば、待ち時間の無駄が少ないなど、今の時代に合った効率的な方法を教えていただきました。

一方、ストレス度チェックでは、以外とストレス度が低く出て「え~っ」という家族がいたり、血管年齢チェックでは、実年齢より高くてがっかりする人がいたり。アートリップの家族への解説も予定していたので、たっぷり時間をとれなかったのが残念でした。

おみやげもいろいろいただきました。

ちょっと忙しすぎの欲張りプログラムとなってしまいましたが、どちらのプログラムもとても有意義なプログラムでした。いつか別々に時間を作りたいですね。

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