2月は講演とメイクとけん玉

2月27日のどんどんは、かわさき記念病院の認知症疾患医療センターから、副センター長松浦和子さん、理学療法士八重田和宏さん、吉崎広大さんの3人にお越しいただき、認知症予防・進行予防についてお話しいただきました。

会場は参加者でギッシリ。本人も家族も真剣に講演に聴き入っていました。

まず松浦さんより認知症疾患医療センターの種類別の機能と利用の仕方をうかがい、次に八重田さん・吉崎さんより認知症予防・進行予防に有効と思われる運動や食事内容など、日常生活の注意点をうかがいました。いずれも医学領域の研究データにもとづいたお話しなので、とても説得力がありました。

また、脳の血流量改善に有効とされている「デュアルタスク」を、みんなで体験したときには、確かに脳をさかんに使っている実感がありまし

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講演終了後は、家族は懇談会へ。本人とサポーターは「ネイル&メイク」「けん玉&ボールダーツ」の3つに分かれて、それぞれに楽しみました。「ネイル&メイク」では、手持ちの化粧品を持ち寄り、お湯で落ちるマニュキュアを用意して、春らしいよそおいに挑みました。普段はすっぴん(それでもおきれいですが)のKさんも久しぶりのお化粧で、華やいだ雰囲気になりました。

「けん玉」では、OさんとMさんが熱心に取り組みました。当初は「もしもし亀よ」の歌に合わせて球を左右の皿に交互に移動させる予定だったのですが、ン十年ぶりなので、球をお皿に乗せるだけでも一苦労。しかしあきらめずにがんばり、ついにOさんが、けん玉をてっぺんの剣先に入れる「とめけん」を成功させました。

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一方、ご本人様が楽しんでいる間、同時並行で行われた家族懇談会には、勉強会で講師を務めたかわさき記念病院の方々にも、同席をしていただきました。

今回は、新しく家族会に参加された方や、久々に参加された方が、女性介護者ばかりだったので、男性介護者が多かったこれまでとは異なり、少しは華やいだ印象の集まりとなりました。しかし、それぞれの口からこぼれた当事者との関わり方については、ご腐心がにじみ出ていました。家族会に参加し語ることで、気持が軽くなっていただければ幸いです。

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